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心臓から送り出された血液が、血管に与える圧力のこと。
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<血圧の正常値と異常値> |
最大血圧100〜139(mmHg) |
最小血圧 60〜 89(mmHg) |
高い場合(高血圧症・多血症・動脈硬化症など) |
低い場合(心不全・著しい貧血など) |
今回は特に高血圧についてご説明しましょう。 |
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血圧が高くても自覚症状はなく、一時的なものであれば多くの場合は問題はありません。 |
(中には最大血圧が200mmHg位で頭痛や吐き気などの症状が出現する人もいます。) |
ところが、血圧が高い状態が続くと、動脈硬化を促進させ心臓・脳・腎臓などに重篤な合併症を引き起こします。 |
心臓:
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狭心症・心筋梗塞など |
脳 :
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脳梗塞・出血(いわゆる脳卒中)など |
腎臓:
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腎不全など |
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原因としては塩分の摂り過ぎ・肥満・ストレス・喫煙・運動不足・加齢などがあります。 |
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<生活習慣改善アドバイス> |
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塩分を控えめにする(一日に10g以内) |
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お酒は飲み過ぎない(日本酒なら1合・ビールなら500ml・ウイスキーならダブル1杯) |
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禁煙する |
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適度な運動を心掛ける |
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十分な睡眠と休養でストレスを解消する |
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過激な温度差は血圧に大きな影響を与えるので注意する |
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冬は血圧が上昇しやすいので、家の中の温度変化や衣類を調節する。 |
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特にお年寄りは夜間のトイレやお風呂の脱衣所に気をつける(できれば脱衣所は温 |
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める)。風呂の温度も熱くしない。洗顔は冷水を使わない。 |
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毎日同じ時間、同じ血圧計(同じ条件)で血圧測定をしましょう |
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定期的な外来受診 |
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ラーメン・そばのつゆは飲まない |
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味噌汁は一杯まで。おかわりをしない |
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味のついている物にソースや醤油はつけない |
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ソースや醤油はかけるのではなく小皿に注いでつける |
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ソースや醤油の代わりにレモンやコショウや唐辛子で味を加える |
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高血圧の食事療法においては、血圧を上げるナトリウム(食塩)摂取を少なくするとともに、ナトリウム(食塩)排泄を促すカリウムを積極的に摂ることが大切なポイントです。 |
また、カルシウムやマグネシウムも血圧を下げる作用があるといわれています。 |
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<生活習慣改善アドバイス> |
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野菜:トマト・ナス・キャベツ・ネギ・ジャガイモ・カボチャ・ピーマン・枝豆など
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果物:バナナ・桃・夏みかん・梨・柿など |
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その他:豆・穀類 大豆・インゲン・小麦・とうもろこしなど |
<カルシウムを豊富に含む食品> |
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牛乳・乳製品・豆腐・小魚など |
<マグネシウムを豊富に含んだ食品> |
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大豆・筋子・ごぼう・焼き海苔・昆布・ごまなど |
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高血圧自体は自覚症状はありませんが、長期間この状態が続くと死に直結する病気を引 |
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き起こします。
ボクシングで例えると、パンチを1〜2回食らってもダメージは少ないですが、最終ラウンドにも及ぶと一つ一つのパンチが耐え難いものになります。
70歳になった時、快適な生活を送るためにも、現在のパンチを一つ一つ取り除いていきましょう。
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日頃から血圧が高い方は毎日同じ時間に血圧と体重をはかりましょう。 |
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